「、すまないがアレをなんとかしてくれ」 主任にワザワザ手招きで呼ばれて言われるにも関わらずその内容はくだらないの一言で片付いてしまう。 ツォンが指差すその先は机に突っ伏してイビキをかいているレノ。 「仮眠室の準備してきます・・・・」 提出した報告書は文句無しの満点を頂いた。 にとってとてもやりがいのある仕事。 「それに比べて」 仮眠室のベッドを一つ確保し枕と布団を用意する。 朝のシャワーといい、ここまで来れば介護と言ってもいいかもしれない。 「連れてきた」 睡眠薬でも盛られたかのようにぐったりと眠り続けるレノを抱えたルードが用意したベッドにレノを寝かす。 「ありがとうございました」 「大変だな、も」 「不本意ですけどもう慣れました」 「主任がお前も少し休めと」 「あ、でもまだ仕事が」 「急ぐ仕事は今はない」 実際にとってその言葉はありがたいものだった。 それに断って仕事をしてもこの重い頭で正確な仕事が出来るか、自信も無い。 「・・・・なら、お言葉に甘えて少し仮眠取らせて頂きます」 ルードが出て行った後はレノに布団をかけようとしてよろけた。 「寝るならこっちで寝ろ」 手首をつかまれて引き寄せられたのでレノの上に乗っかる形になる。 「せ、先輩!起きたんですか?」 「起きてたんだぞ、と」 レノは機敏な動作でとの位置を反転させた。 「これで堂々と二人でサボれるな」 一体いつから起きてたのだろう。 そんな質問すらさせる余裕などレノは許さずキスをした。
09-06.2008 |