「もう見てるだけなんて嫌なの」 軍服がこれ程似合わないと思った事は無い。 「・・・・」 「迷惑だった?」 「心配してるんだ」 知ってる。 でもロイはわかっていない。 いや、わかってはいるがもっと深くを知らない。 「ロイの傍にいたくて」 「まぁ仕事は内勤のようだから危ない目に合う事は無いが」 どれ程がロイを好きか。 ロイ自身、計り損ねていた。 「仕事してる格好いいロイ見て惚れ直すかも」 ホークアイ中尉より頼まれていた一言をが言えばロイは軽く咳払いをした。 「では夕食に間に合うよう急いで仕事を片付けよう」
21-07.2007 |