「なに、衣替え?ダッセ」


チャリンコ移動していた銀時の横をはパトカーに乗って追い抜く。

追い抜きざまに窓からさっきの言葉を吐いて。

「誰のせいだと思ってんだ誰の!」

そんなパトカーを銀時はチャリンコで追いかけながら怒鳴っている。

「もう年なんだからそんな無茶すると明日筋肉痛で髪がストレートになっちまうぞー」

「なってやらァァ!」

と意気込んですぐパトカーは急停車し中からが降りてきた。

その姿はいつもの見慣れた隊服。

生足はなかった。


「ちょっと待てやおっさん。真選組の前で強盗なんざ褒めてやろうじゃないか」

銀時など目もくれずは目の前の男に立ちはだかる。

男は不釣合いなブランド物の鞄を抱えておりその少し後ろでは綺麗な女が転んでいた。

「テメェ、そこどきやがれ!」

「い や だ。大人しくソレを渡して車に乗るか、意識不明で車に乗るか今日は機嫌がいいからお前にどっちがいいが選ばせてやる」

「ふざけるな!」

男はに鞄を勢いよく投げつけ刀を抜いて突進してきた。

はその鞄をかわし男の腹目掛けて膝を上げるがそれより先に男が失速して地面に転がる。


「足に傷付ける気かコノヤロー」

「・・・・万事屋」

「ったく」

木刀を直し銀時は鞄を拾いに渡す。

「昨日も言っただろ。銀さんはナイスな身体の女の子が好きだって。忘れてんじゃねぇぞ」

「・・・・え、今、もしかして助けてくれた?」

「お礼は原付を無料で返してくれたらそれでチャラにしてやるよ。ってうぉ!」

銀時はいきなり投げつけられた鞄をすんでの所で避けた。

「コラ、危ねぇだろォ!」

「チャラにするワケねぇーだろこのポークビッツが!せっっっかく権威フル活用でボコれたのにテメェのせいで台無しだ!」

「誰がポークビッツだァァァ!見ても触ってもねぇくせしやがってよォ!」

「んな事せんでも天パは下もポークビッツって憲法で決まってんだよボケが!次邪魔したら引きちぎるぞ!」

伸びた男を無理やり後部座席に乗せドアを壊す勢いで閉めてはパトカーに乗り車を出した。




そして銀時の足元に落ちたままの鞄を取られた女が拾う。


「あの、ありがとうございました。天パのポークビッツさん」

なんか色々大丈夫じゃないです 2









05-07.2006